筋肉痛でカチコチの隊長です。
膝、まだ痛いっす。妖怪ナンコツクレ。
初めて高尾山に登り陣馬山へ縦走して思ったけど
トレランする人がすごく多い!
たくさんのトレランする人を見ました。
トレランとはトレイルランニングの事で、山を走るトレーニングなんだ。
なんだ山登りと同じやんと思われるかもしれないけど、まったく違う!
- 装備が違う、走るためトレランは軽装。
- 服装もトレランはスポーティー
- なんかオサレに見える
- 進むスピードが段違いで早い
石川にいた頃に某掲示板でトレランについて書かれたコメントを読み、県外の山にはそんな人達がいるのかと思っていましたが。。。
立山も上高地も槍ヶ岳にもいなかった。
しかし、高尾山から陣馬山にはたくさんいるのですなぁ。
なーるほど、彼らがトレランかぁ。。。
初めてトレランを見て感じたこと
- まずトレランの人は挨拶しない。
そりゃ走るのに一生懸命だしいいよ、別にいいよ、挨拶してもことごとくスルーされても僕泣かない。少し凹んだけど。
まぁ挨拶に気を取られてズッコケて怪我されても困るからね。
- ソロトレランは少数、奴らは軍団で攻めてくる
バカボンドを読んでた僕を甘く見るなよ戦じゃ戦じゃー!っと思いきや皆さんスルーして走り抜けてきました。もちろん、挨拶はない。
- 背後から突如現れる
これはびっくりするからホントもう辞めてよぅ。
疲れてヘロヘロになってたら急に追い抜いてくんだもん。わかんないよ。僕の耳が遠いだけかもしれないけど。心臓に悪いわ〜ん。
- 道を譲らざるえない。
細い山道、邪魔だろうから速い人に道を譲るけど、さも当然のように無言ですれ違っていく人多し!
優しく道端に咲く一輪の花のような僕ですがちょっとイラっとしたり。
なんなの?
トレランする人って忍者でも目指してるの?
こうして初めてトレランを見て僕は面食らった。
なるほどネットでトレラン叩きの記事を読んでたけどこーゆー事言ってるのか!
トレラン、邪魔だわ!
と、思いながら陣馬山を目指してたんだけど、考えながら歩いてるとこう思えてきた。
トレランが邪魔と言うのは違うかもしんない。
最初は走りたいのなら道路を走ったらいいじゃんと思ったんだが。
歩道に例えるなら、トレランはジョギング、登山家はウォーキング。
あれ?
歩道を歩いててジョギングする人を邪魔だと思う事なんてあったっけ?
ない。
それはない。
ランナーを邪魔だと思う事はない。
なら山でも同じことなんじゃないか?
自分の視点で考えるのではなく、大きな視野で考えてみる。
トレランからすれば登山者は邪魔なのか?
他の登山家からすれば、立ち止まって写真撮りながら登る僕のようなスロー登山家は邪魔なのか?
もっと人のいない山を勝手に走ってろよと思ったけど山は誰かの物なのか?
百名山である白山には白髪のお婆さんも登ってたがその人の事を遅い!ムカつく!と思う人はいるだろうか?いるにはいるけどあの姿を見れば賞賛する人の方が多いと思う。
こう考えていくとなぜトレランばかり目の敵にしてたのだろう?
- 遅い人もいれば速い人もいる。
- 荷物の軽い人もいれば重い人もいる。
- 山ガールファッションの若くて可愛い娘もいればおばさん山ガールもいる。
あるのはそんな違いだけだ。
トレランだからウザいと思う事は間違いだ。
挨拶に関しても、トレランの人からすれば煩わしいのだろう。
中には挨拶をしてくるトレランもいたけど。
それを挨拶してこない!トレランむっきー!となるのは自己満足を押し付けてるだけだ。
狭い道でも走り抜けてくるトレランはそれはそいつがアホなだけ。
山はみんなの物でもあり自分のエゴをぶつける場所ではない。
山ではこうあるべき、という考えは捨てた方がいい。
せっかくお互いが好きで山に来てるんだから、お互いが気持ちよく共存できるようになったらいいよね。
結局トレランにしても登山家にしても、その人間性の問題。
僕はもう少し速く登って邪魔にならないよう気をつけます。
ほんだば。