随時更新:2018年2月1日
- 登山で使うカメラ選びのポイント
- 携帯性・機能が特に優れたカメラ
- 広大な景色撮影のための広角レンズ
- 広角レンズを持つコンデジ
- 花をアップで撮影するマクロ機能が得意!
- 防塵・防滴について
- コンデジかミラーレスか一眼レフか
こんにちは、隊長です。
20代後半から登山を始めたので登山歴は10年になりました。
子供が生まれてからずっと我慢しているので、多少の空白期間はありますが。
当初は旧式タイプのカメラを使用していましたが電池の消耗が激しく、山頂に着くころには起動すらしないこともしばしば。
次の山岳用カメラを購入することが最初のカメラ選びとなりました。
富士山山頂のご来光待ちの様子
外界と数時間遮断される登山ではどのようなタイプのカメラが良いのか?
登山写真で重視したいポイント・バッテリー問題について考えてみましょう。
山で撮影した写真は記念として残るので良い写真を撮影したいところ。目的に合わせたカメラを使い、お気に入りの1枚を手に入れよう。
プリントして部屋に飾るも良し、PCの壁紙にするも良し、自分の足で撮った写真は眺めてるだけで幸せな気分になります。
携帯しやすいカメラがあれば、サッと撮影できます。
大切なのは、撮影が億劫にならないこと。
登山・観光では思い立ったらすぐ撮影できるカメラが望ましい。
登山で使うカメラ選びのポイント
・携帯性
- 大きさ
- 重さ
・広大な景色撮影のための広角
・花をアップで撮影するマクロ機能
・防塵・防滴
・Wi-Fi対応(Wi-Fiダイレクト)
・バッテリーの持続時間
・コンデジかミラーレスか一眼レフか
これらは旅行時のカメラ選びでも共通するポイントですので、旅行好きな方も是非ご参考にしてみてください。
特に、カメラサイズは山によって足手まといになるので注意して選ぼう。
<例>
このような崖に近い斜度の場合、大きな一眼レフをブラブラさせてると大事故に繋がる危険性があります。しかし、小さなコンデジでも固定を怠り、ポケットから落下されば落石を巻き起こす可能性もあります。
そこで目的の山に合わせたカメラ選びが大切になります。
携帯性・機能が特に優れたカメラ
当たり前ですが登山では荷物は軽いほど良いです。
背中に担ぐザック(リュック)は少なくて5キロ、2時間〜4時間程度の山でおよそ8キロ程度の重さになります。登山路に水場があるか無いかで大きく左右されますが。
また、大きさもカメラ選びの重要なポイントです。
大きなカメラをザックに入れて持ち運ぶと、
- ザックを下ろす
- カメラを取り出す
- 撮影
- ザックにしまう
- ザックを担ぐ
といった一連の動作が必要になり、結局カメラを取り出すことが億劫になり撮影枚数が激減するという話をよく聞きます。せっかく登山へ行ったのにそれじゃもったいない!
シュッと取り出せてサッと撮影できるカメラがほしいところ。
そうなると一眼レフやミラーレスよりコンデジに軍配が上がります。
SONY Cyber-shot RX100 DSC-RX100
こちらはソニーの高級コンデジRX100。
3年も前の製品なのに今も手に入る大人気カメラです。
センサーが大きいのでそこらのコンデジより綺麗な写真が撮影できます。
明るさとボケ具合、そして発売当時の半額くらいに下がった値段。買って間違いのないコンデジです。ただ、防水じゃないので雨の日は注意が必要。
- F1.8~F4.9(背景をボカしやすい)
- 焦点距離28mm~100mm
- 重量:213g
SONY Cyber-shot RX100 III DSC-RX100M3
こちらはかつてコンデジトップクラスだったRX100M3。
高スペックカメラを求めるならこれを選択すれば間違いなし。
焦点距離24mmならではの広大な景色を撮影可能。
携帯性、画質の面で実質最強クラスのカメラです。
今では価格も落ちてきたので手に入れやすい良カメラ。
- F1.8~F2.8(背景をボカしやすい)
- 焦点距離24mm~70mm
- 重量:263g
SONY Cyber-shot RX100V DSC-RX100M5
現在最強のコンデジ、RX100M5です。
フォーカス速度が向上し、さらに4K動画から写真を切り出しが可能。さらにNDフィルター内蔵のため撮影の幅が広がる!
(NDフィルターは簡単にいうと暗めのレンズカバーです。これを使うことで川や滝の流れを幻想的に撮影可能)
- 世界最速のオートフォーカススピード
- 動的な被写体を撮影するため、常にピントを調整し続けることも可能
- 4K動画の撮影可能(動画から写真に切り出し可)
- 連続連射で驚異の150枚
RX100のシリーズを購入するなら最新のRX100M5、もしくは価格が手頃になり機能的にも十分備わってるM3がおすすめ。
M4は値段がそこまで落ちてないのでお得感は薄いです。
Canon PowerShot G7 X PSG7X
CanonのPowerShot G7 これがあれば1台でほぼ全てをカバーできます。
F値1.8と非常に明るいレンズ、RX100より自然な色あい・ボケ具合で人気です。
ソニーのサイバーショットが色をメリハリつけて強めに表現するのに対し、こちらはもう少し柔らかいですね。
- F1.8~F2.8(背景をボカしやすい)
- 焦点距離24mm~100mm
- 重量:279g
このあたりのコンデジなら機能性もあり、ズボンのポケットや、 ザックのポケットにも収納できるのですぐ使える利点があります。
広大な景色撮影のための広角レンズ
登山をしていると、広大な景色を切り取って持ち帰りたくなります。
そんな時は広範囲を撮影可能な広角レンズを使いましょう。
35mm換算で焦点距離が35mm以下のレンズを広角レンズと呼びます。
また、焦点距離が21〜24mm以下を超広角レンズと呼びます。
- メリット
奥行きのある大迫力な写真が撮影できる
- デメリット
両端がレンズ特性から歪みやすい
人を映す時は端っこの人がペラペラ人間に写る
Canon 超広角ズームレンズ EF-S10-18mm F4.5-5.6
一眼レフはレンズ交換できる点が嬉しいですよね。登山なら広角レンズだけでも楽しめるので1本所持しておいても良いでしょう。
- 値段が手頃
- 明るさ〇
- 純正が嬉しい
Nikon 広角レンズ NIKKOR 10-24mm/f/3.5-4.5G
値段は高いですが10-24 は画角が広く1本あると便利なレンズ。
明るさも申し分ありません。
- 通常使いもできる画角
- ニコン純正!
SIGMA(シグマ) 超広角レンズシリーズ
シグマから各メーカーカメラ向けにお手頃価格でレンズが出ています。
メーカー純正よりお手頃価格で買えるのが嬉しいですよね。
一眼レフを持ってる人、これから購入する人は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
- 純正より手ごろな価格
- お試し用にまず1本
- 多くの人が利用しており信頼性有り
ちなみに私の使用している超広角レンズはこちらの8mmです。
これはもう異次元の広さで面白いです。
8mm超広角レンズのレビュー記事はこちらです。
広角レンズを持つコンデジ
最近はどのコンデジでも広角の物が主流になってきています。
中でも以下のカメラは画角も広く役立てってくれるでしょう。
Canon PowerShot G5 X
キャノンの高級コンデジ PowerShot G5 X。
焦点距離24mmとなによりも明るいレンズ!形もカッコ良いので所有欲を満たされます。コンデジなので携帯性も有りオススメです。
- F1.8~F2.8(背景をボカしやすい)
- 焦点距離24mm~100mm
- 重量:353g
オリンパス 防水 TG-870/TG-860
オリンパスの防水カメラ TG-870は、21mmから撮影可能な広角レンズを持ってます。
USBでの充電や、GPSロガーとしての機能、さらにWi-Fi可。
この値段で機能てんこ盛りです。海に入れたら水洗い必須!
- F3.5~F5.7
- 焦点距離21mm~105mm
- 重量:221g
ほぼTG-870と同性能。若干画像のフィルターが少ない、重量が本当に少しだけ重い、モニタの綺麗さが若干負けてるぐらいです。値段はこちらの方が安いのでどちらを選択しても問題ないでしょう。
- F3.5~F5.7
- 焦点距離21mm~105mm
- 重量:224g
専用のシリコンケースもあります。傷がつかないくなるのは嬉しいですね。
Panasonic ルミックス FZ70
見た目はゴツいです。一眼レフのようにも見えます。
- F2.8~F5.9
- 焦点距離20mm~1200mm
- 重量:562g
広角はもちろん、ズームも可能な面白いカメラです。
これだけズームできるコンデジは色んな遊び方ができますよね。
CASIO 分離カメラ EXILIM EX-FR100YW
こちらは変わり種。CASIOの自撮り用に便利なカメラです。レンズとモニター部分が分離するので色んな使い方ができます。
- F値2.8
- 焦点距離16mm
- 重量:214g
花をアップで撮影するマクロ機能が得意!
登山していると必ず花を撮影する機会がやってきます。
そんな時に接写して撮影できるマクロ機能に強いカメラだとより楽しい登山ライフになるでしょう。
PowerShot SX710 HS
1CMから接写可能だと花もアップで撮影できます。こちらは撮影範囲も幅広いので売れてるのも納得なカメラです。
- F3.2~F6.9
- 焦点距離25mm~750mm
- 重量:245g
- 最短撮影距離1cm
WG-5GPS
アウトドアカメラで超有名なリコーの防水カメラ。
- F2.0~F4.9(背景をボカしやすい)
- 焦点距離25mm~100mm
- 重量:216g
- 最短撮影距離1cm
このカメラのすごい所はマクロ撮影する時にレンズ横のライトが点灯し、影を消し去ってくれるんですよ。友人が持ってるので見せてもらいましたが面白いカメラですね〜。
しかも防水、GPSロガーとしても使用可能。タフに使えるカメラなので遊びように持ち歩きたいカメラです。カラビナでぶら下げるタフな使用が似合う!
青もいいですね。男心をくすぐる色の使い方です。
他にも専用オプションが多数でてます。さすが人気商品!
COOL PIX AW130
コンデジのいいところにマクロモードがあるという点があります。
一眼レフのような交換レンズだと高いマクロ用レンズを購入しなければいけませんからね。こちらのCOOL PIXではGPS機能、防水さらにWi-Fiもついてるので、コスパの高いカメラになっております。山も海にも行くアクティブな方にオススメです。
- F2.8~F4.9
- 焦点距離24mm~120mm
- 重量:221g
- 最短撮影距離:1cm(マクロ)
迷彩模様のタイプもあります!草の中に落としたら探すの大変そう。
シリコンカバーにも迷彩があります。
こちらのシリコンケースはフィルム付きです。
なので一緒に購入する場合はフィルムは不要なのでお得ですね。
防塵・防滴について
とっさの雨に振られても防水カメラだと安心感があります。
まぁ雨の日は撮影なんて諦めてカバンから出さないのが一番なのですが、防水カメラなら雨でも撮影できるので遊びの幅が広がります。
旧式の防水コンデジでもそれなりに使えます。センスがなくてもマシンが良ければなんとやら
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII
価格が手頃になり非常にうれしいカメラOM-D E-M5 MarkⅡ。
付属のレンズ1本持って登るだけで広範囲から望遠までさまざまなシーンを撮影可能。
そして自撮りもしやすいバリアングル液晶なので風景と一緒に自分を撮影しやすい。
高機能が詰まった一台なのでかなりオススメです。
- 手ぶれ補正が超一級!
- 14-150mmのあらゆるシーンで使いやすいレンズ
- ファインダーが大きくて非常に観やすい
- 重量:469g
WG-5GPS
TG-870/TG-860
Nikon1 AW1
こちらは登場した時はかなり話題になった防水ミラーレスカメラ。
専用のレンズを使わないと意味がないのがネック。防水レンズの種類も全然少ない。
レンズが曇らないか心配になるので雨の中使うには勇気がいる一品。重量は313gと軽いです。
α7 II ズームレンズキット
ミラーレスでありながらフルサイズ一眼レフ同等の写真を撮影できる化物カメラ。
ボーナス時期じゃないと手が出せない代物です。値段のだけあって防塵防滴。
そもそもそれなりの一眼レフ・ミラーレスだと防塵防滴が備わってます。
ただ、重くなるんですよね。。。。α7、絶対に転んではいけないカメラです。
GoPro
登山時はよくGoPROを使います。モニタを接続するとバッテリーがそんなに持たないので長時間の撮影には適しませんが、面白い崖斜面をアタックする時に使うと後で楽しめます。(モニタを外して使えばいいだけですね汗)
最新のGoPROでは4K動画を撮影できるところがポイント。
この価格で4Kはすごい!
水中でも使用可能な専用防水ケースがあるので山で雨が降っても安心。
アフターパーツが多いのもGoPROの魅力です。
GoProは広範囲を撮影できるので嬉しい。
コンデジかミラーレスか一眼レフか
これは撮りたい対象によって変わります。
特に撮りたい対象がなければ上にあげた広角のコンデジで良いでしょう。花をマクロ撮影できる機能もあればなお良し。USB充電も可能だったらジャンジャン撮影できてもっと楽しくなるでしょう。GPSもついてたら帰宅してからより楽しめます。
このあたりは防水カメラで接写も可能。USBやGPSも付きいたせりつくせり。
値段もこなれてきてるので購入しやすいです。カメラの厚み、携帯性、機能を考えると、この辺りが一番使いやすいかと思われます。
高級コンデジも魅力的。後々一眼レフを購入したとしても使用頻度は高いでしょう。
鳥や遠くの景色など撮りたくなってから一眼レフを購入しても良いかと思います。
でも、カメラ好きなら必ず一眼レフにたどり着くと思うので、最初から買ってしまうのも1つの手ですね。そしてどんどんレンズが欲しくなるレンズ沼に落ちてゆくのです・・・。
そして2017年3月、僕のおすすめはこちらのカメラ。
OM-D E-M5 MarkⅡです。防塵防滴、そして1つのレンズでほとんどの役目をこなす万能レンズ。自撮りも撮りやすいので、このカメラがあれば満足いく写真を撮影できそうです。友人2人が持ってるのですがベタ褒め。
気に入ったカメラはありましたでしょうか?
たくさん撮影してお気に入りの一枚を増やしていきましょう。
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