ここは標高のあるキャンプ場、見上げれば満天の星々、僕たちは焚き火を楽しみながら酒を飲み、貴重な時間をまったり過ごし、好きなだけ火遊びして思い出を刻み込む。
キャンプ場にはいつもと違った時間が流れてます、不思議ですね。
最近ゆるキャン△というアニメを見始めたのですが、これがなかなか面白く、そしてキャンプの記憶を色々蘇らせてくれるアニメなんです。
最初は退屈なアニメだなと敬遠してたのですが、連続して視聴するとなかなかどうして面白い。
そして僕は思った。
あぁ・・・キャンプしてぇ!
ゆるキャンはキャンプに出会った女の子が成長?するストーリーで、観てるとキャンプしたくなってくるんですよ。最初の頃の気持ちとか、忘れてたものが蘇ります。
ちなみにアニメはこちら→ゆるキャン△
Amazonプライムでやってます。まだの人がいたら是非観てみてね。
とりあえず!キャンプは今年行く。
なにか新しいアウトドア道具も欲しいなぁ。
嵩張るものではなく、小さくて楽しい遊べるアイテム。
なら答えは簡単、ミニサイズの焚き火台でしょう!
焚き火の魅力
みなさんは焚き火をしたことがありますか?
案外、未経験な人が多いのではないでしょうか。
焚き火は心をリフレッシュしてくれるのでオススメですぞ。
僕の初めての焚き火は友人とのキャンプでした。
山の中、夜8時であたりはもう真っ暗。ランタンと焚き火の明かりに照らされながら男3人が無言で酒を飲み、火が弱まれば木を投入、適度に火を育てながら焚き火のパチパチ音とランタンの燃焼音だけが聞こえる世界。
会話をするでもなく、ただ火を眺めてボーッとする男たち。
寝るのはもったいない、せっかくのキャンプの時間、できるだけ起きて時間を潰す。そして隊長は口を開く。
「ごめん、眠いから寝る・・・」
友達のブーイングを後にテントへ戻る。眠いものは眠い、仕方ないのです。。。
そんな名残惜しい夜を与えてくれるのも焚き火の魅力。
ちょっとした道具があれば簡単に焚き火を楽しめるので、是非みなさんにも焚き火の魅力を味わってほしいです。
コンパクト焚き火台で安全に楽しもう
今はいろんな種類のコンパクトな焚き火台がありますね。
以前は今のアウトドアメーカーほど種類がなく、アウトドア自体も流行る前だったので、ミニ焚き火台を使ってる人自体が珍しかったと思います。
画像は僕の師匠のミニ焚き火台。無知な僕に煙突効果について熱心に教えてくれました。
ちなみに煙突効果とは・・・筒の中で熱せられた空気が上昇気流を生み出すことで下から新鮮な空気を吸い込むことです。これによって勝手に酸素が供給されてドンドン燃えてくれるという。超楽チン!
こんな小さな焚き火台でもしっかり火が立ち上がります。
小枝をポキポキ折っては楽しんで投入してる僕をニンマリしながら見つめる師匠。
「隊長くんにも焚き火の魅力がわかってきたか(笑)」
そう、焚き火って面白いんです。
どこか無心で楽しんでしまう良さがあります。
大きな炎ではなく、まずは小さな焚き火で楽しんでみませんか?
ミニ焚き火台なら掃除・片付け・ゴミも少なくて済むのでオススメですぞ。
焚き火台の購入候補はこちら
さて、ミニサイズの焚き火台は今となっては世にたくさん出てます。
ユニフレーム ネイチャーストーブ
出典:ユニフレーム
枯葉や枯れ枝を放り込んで着火すれば煙突効果でドンドン燃えるネイチャーストーブ。
ネーミングの通り自然にある素材を使って火遊びするアイテムです。松ぼっくりも入るサイズなので、子供と一緒に楽しむならこれだなと考えてます。
ラージサイズだと五徳もついて調理器具の安定性UP!
- 収納サイズ:約130×130×15(厚さ)mm
- 組立サイズ:約140×140×160(高さ)mm
- 重量:約320g
ファイアスタンド
出典:ユニフレーム
メッシュの布と数本の棒だけで炎そのものを楽しませてくれるユニフレームのファイアスタンド。
1つの時代を作った名品と言っても過言ではなく、後追いする形で他社メーカーから類似品が続々登場しました。
調理には全然使えず、純粋に炎を楽しむならこれ。
見た目のインパクト、カッコ良さは断トツです。
- 収納サイズ:約60×570mm
- 組立サイズ:約400×400×300(高さ)mm
- 重量:約490g
ロゴス TAKIBI M
ロゴスの商品はあまり好きじゃないんだけど、TAKIBI Mはソロキャンプにはちょうど良いサイズ感、さらに串焼き用の穴がついてるのは好ポイント。
ロゴスの商品はあまり好きじゃないけど串を使えるのは良いよ。ロゴスの商品はあまり(しつこい?)
- 収納サイズ:約35×19.5×7cm
- 組立サイズ:約36×35×22cm
- 重量:約2.2kg
笑's・コンパクト焚き火グリル B-6君
漫画ゆるキャンにも登場したB-6君です。
人気商品で、なかでもゆるキャンとコラボしたグリルは速攻売り切れました。
- 収納サイズ:約181mm×122mm×18mm
- 組立サイズ:約215mm×122mm×165mm
- 重量:約500g
- 静止耐荷重:10kg
ソロストーブ
出典:ソロストーブ
アメリカ生まれのシンプルなストーブ。
少しの枝でガンガン燃える、灰になる最後まで燃やすソロストーブ。
僕の師匠が使ってたのも多分これ。
- 収納サイズ:直径10.8mm×10cm
- 組立サイズ:直径10.8mm×14.5cm
- 重量:約255g
キャプテンスタッグ:カマド新型
- 収納サイズ:200mm×125mmx35mm
- 組立サイズ:200mm×125mmx180mm
- 網のサイズ:163mm×108mm
- 重量:約760g
おすすめ焚き火台について考察
まず、僕の考えるソロキャンプ用の焚き火台は所詮遊び道具なので、高い道具は却下。
あくまでも「お遊び」ということで、高いスノーピークの焚き火台・ユニフレームのファイアグリルはここに載せてません。これらは重さの観点からも却下です。
値段が手頃、コンパクト、軽い、これらが大切だと考え、条件を満たす商品を探しました。その結果が上に記載した焚き火台です。
ユニフレームが多いのは僕がユニフレーム好きだから。
最近ポッと出てきたメーカーは魅力を感じないので候補から外しました。
どれにしようかな〜と悩んでたところ、目を引くアイテムが1つ。
そう、鹿番長です。(鹿番長=キャプテンスタッグ)
安いけど質実剛健とネットキャンパーの中では評価の高いキャプテンスタッグ(以降、キャプスタとする)の焚き火台。
なにやら珍しい黒色でカッコいいぞ?
ん?新商品なのか???
試しにポチッてみるか。
そんなわけで何気なく購入したキャプスタの新型焚き火台『カマド スマートグリル B6型』、実際に使ってみたのでレビューしていきましょう!
キャプテンスタッグ 焚き火台「カマド」の使用感
購入した翌日にはAmazonから届きました。はぇぇ!
さっそく焚き火してみましょう。
箱には使用例が載ってます。
薪による焚き火、炭、固形燃料の3種類が使えるようです。
値段に対し必要十分なセット
箱の中身はこんな感じ。
右上から時計回りに、ヤカンなど置くロストル、文字が書かれた紙(読んでない)、収納袋、焼肉用のアミ、本体、灰受けの皿と炭など置くアミ。
しっかりと必要な道具が揃ってるのはありがたい。
ちなみに前バージョンとの違いは、
- アミ設置時の本体固定が強化された
- 灰受け皿の高さを3段階に調節可能
です。
本体固定はまぁ置いといて、炭の高さが3段階変えれるってのは大きいですね。
旧式のカマドだと炭の位置が若干遠かったのですが、新型ならその問題を解消できますね。
(おそらく、旧式は薪使用時のことを考慮し、絶妙な低さに受け皿を取り付けた)
黒色の焚き火台は超カッコいい!
設置はネジなど不要、そのままチョチョイのチョイっと作れます。
設置した姿はまさに質実剛健、黒色が超Coolです。
は、早く燃やしたい。。。
こうして見ると灰受けの皿に奥行きがありません。
投下する燃料のサイズには気を使いたいところです。
アミががっちり食い込むので、使用中にバラけることはなさそう。
(バラけたら大惨事だっつーの汗)
シンプルな造りながら合理的なアイデアの詰まった焚き火台だなと感じました。
こちらが新型の真骨頂、高さを変えれる皿受けです。
ただし、火をつけると熱くて位置調整なんて無理無理、自分のやり方、燃料の大きさを考慮して高さを選びましょう。
炭による焼肉なら上、薪で焚き火料理をするなら下が良いと思います。
焚き火を楽しみたい方は真ん中かな、個人的に大きな焚き火をあげて喜ぶのは通っぽくないのでオススメしません。小さな炎をチロチロ愛でる姿が焚き火のプロだと僕は考えているので。
(焚き火ウンチクは長くなるので割愛!)
キャプテンスタッグ新型カマドの燃焼効率
焚き火台たるもの火をつけねば真価が見えぬ、てなわけでさっそく燃やしていきましょう。今回は初めて使うこちらの着火剤。
ユニフレームの薄型ウスウス着火剤です。
男なら薄さで勝負なんですよ、はい。
薪を折るのに苦労しました。
鉈は必要ですね・・・今度買っておきます。鉈か手斧を。。。
いびつに積み上げてしまった。
これが枝の場合は細い枝を下に起き、太めは上に置く並べ方で燃やします。
今回は着火剤もあるので適当に突っ込みました。
着火剤にライターで火を灯すと一気に燃え広がりました。
あのウスウス着火剤、いいですぞ!すごく使いやすい。無くなったらまた買お。
火のつき方と燃焼の仕方がしっかりしてるので、薪への燃え広がりがすごく楽!
この着火剤です。
よく燃えるな〜〜〜。
気づいたらあたりは真っ暗になってました。
しまった、帰るタイミングを逃してしまった。。。
コンパクトながら薪がまとまって投入できるので、着火剤の熱をもろに受け一気に火が広がります。火のつけやすさは良いでしょう。
燃え方もどんどん上の薪へ火が広がり、けっこう暖かいです。火の輝きも眩しいくらい強い。オープンタイプの焚き火台だからこその明るさですね。
実際に使って気づいた点
- コンパクトすぎて長い薪は不向き
- 薪が手前に落ちやすい
- 風除けのため手前にも壁(蓋)が欲しい
- 火力が弱まれば息を吹きかけるとすぐ復活
- 燃えやすさは良い
これまで使ってきた焚き火台よりはるかにコンパクトのため、つい眺めの薪を入れてしまいます。長いと転げ落ちてしまったり、うまく並べれないので薪を折っておく必要があります。
これは事前に準備しておきたいですね。
落ちた炭たち。この日はトングを忘れたため割り箸で炭を扱うことに(泣)
あと風が強いときを考えると、手前のオープンな壁をどうにか防ぎたい。
そのまま単純に塞ぐと空気の吸い込みができなくなるので、穴のあいた壁を用意したいところ。youtubeで改造してる人がいないか探してみます。
壁があれば落ちてくる炭を防ぐこともできますからね、便利だと思うなぁ。
煙突効果が使えないため炭の火力はかならず落ちます。
いい熾火レベル(白色で燃える炭が良いレベル)を目指すためにも、息をフーフーしましょう。風の通りが良いのか、再燃焼しやすいです。
子供たちと初めての焚き火BBQ体験
触るなよ、触るなよ、火には絶対に触るなよ。
ダチョウ倶楽部のフリのようですが、シャレにならんので強めに注意してウィンナーを焼いてました。
息子にとっては初めて焚き火で食べ物を焼く体験。
けっこう気に入ったみたいで「お外で食べたい」「またやりたい」とBBQをやりたがってました。父ちょっとうれしいっす。
小さな炎から楽しめるので、口コミを読んでるとベランダで使う人もいるそうです。
たしかに、少しの炭と小さな炎なら肉を焼いてもそこまで煙でないだろうし可能かもしれない。(上の階に迷惑だからオススメしないけど)
調理道具の設置例
今回は時間がなくなったので湯沸かしテストはまた次回。
ためしにヤカンを置いた場合の写真を撮っておきました。
ヤカンを置いた場合
僕がヤカンとして使用してるコールマンのパーコレーターです。
サイズは12×23×17(h)cm、1.3Lほどのお湯を沸かせます。
どっしりとはみ出ることもなく置けます。
太めのロストルなので安定性は良いです。
これなら焚き火しながらお湯を沸かすのも簡単そう。
(湯を沸かすときは炭ではなく薪・枝を使おう!)
ダッチオーブン8インチを置いた場合
4キロあるダッチオーブンでも問題なく置けます。
サイズは8インチであれば網から出ることもないですね。
このダッチオーブンの底のサイズは直径16cm、コッヘルくらい小さな鍋なら問題なく使えるでしょう。
こんなコッヘルでお湯沸かしてラーメンでも食べたいよね。
ホットサンドメーカーを置いた場合
びっくりするくらいドンピシャのサイズ感w
見た感じまさしくカマドですね、これで朝飯を作ってみたいぞー!
このようにピッタリサイズなので、ホットサンドとの相性も抜群です。
こりゃ色んな調理に使えそうなミニ焚き火台じゃー。
感じたメリット・デメリットについて
<メリット>
- お手頃価格で質実剛健な造り
- メラメラ燃えるので焚き火台として合格
- 手前に壁がないので火遊びしやすい
- 焼肉・湯沸かし・ウィンナー炙りなど多彩
- 火の高さを3段階で変えれる
- 折り畳めばペッタンコ、専用袋も有り
<デメリット>
- 手前に炭や薪が落ちやすい(改造で防げる)
- 着火後は火の高さを変えれない
- コンパクトゆえ薪は事前に小さくすること
こんな感じです。
デメリットよりメリットの方がはるかに多いです。
また、Youtubeには改造の仕方がたくさん載ってるので、購入された方は一度見ておくことをオススメします。手前に網を設けて炭や薪の落下を防いでる人が多いですよ。
改造は漢のロマン!
ソロ焚き火台 まとめ
火遊びだけでなく、調理にもバッチリ使えそうなソロ焚き火台の紹介でした。
ソロキャン、ソロBBQには持ち運び簡単なピッタリサイズなので、そのうち1人でちんまり楽しんでみようと思います。
1人でも多くの方に焚き火を身近に楽しんでもらえたら嬉しいです。
隊長でした、ほんだば!
注意:三段階調節可能なタイプが新型です。旧式は高さ調節不可。