僕のブログは男性が多く読んでくれてるのですが、育児休暇を取得された方はどのくらいいるのでしょう?
既に取った人、取る予定の人、まだまだ少数かと思います。でも、これから育休を取得する人がドンドン増えてほしいな〜と言うのが僕の本音です。
今回は育児休暇の負の面についてのお話。
これから取ろうと思う方、その奥さんの参考になれば幸いです。
育児休業を宣言したら陰口スタート!
色々言われるのは覚悟してました。
案の定、まぁ色々言われましたよ。
育児休暇とりますと皆の前で言ったその数分後、大きな声で遠くの席から「なぜこんな時期に取るのよ!」と女性の声が。
僕のいない所でも話題になってるらしい。
- なぜ育休を取る必要があるのか?
- 他の子供は保育園に預けてるのか?
- 奥さんは何してるの?
- ずいぶん長い期間取るね
まぁ男なのに育休とる僕も悪いんですけどね。
さらに休む予定をもっと早く言うつもりでしたが、報告が結構ギリギリになりまして。
許可は必ず降りるらしいのですが、上司からその上への連絡が滞り、育休の確定が遅くなりました。
結果、「休みます」の連絡が遅くなったと。。。
確定していなくても、申請してるならその時に言うべきでした。(会社のルールである1ヶ月を満たしていましたが)
しかも今回は新制度のパパ休暇を取ります。
赤ちゃんが新しく生まれたわけでもないのに、いきなり育児休暇の話をするもんだから、みんな「???」となるのも無理ないよね。
▼パパ休暇の説明はこちら。
条件付きで育児休暇を一年以内に再度取れるのでチェックしておきましょう。
パパ休暇とは?お父さんは育児休暇を再取得しよう - アウトドアINFINITY キャンプ道具から登山道具をレビューするブログ
まぁ陰口や文句言われても、延々言われるわけじゃなく数日だけだと思うので頑張りましょう。。。
社員が少ないのは自分のせいじゃない!そこまで思い詰めないで
貴方1人が減ることで職場が回らなくなるなんて事はないのです。(多分)
もし、本当に回らなくなるのならそれは貴方のせいではなく、人員をギリギリにしている上司の考え方のせい。
自分以外にも女性が育休取ることもあるし、病気や怪我で欠員が出る場合もある。それを考慮して人員を揃えないといかんよね。
なので、人が少ないから休むなと言ってくるひとはそれほど真剣に相手にしなくていいでしょう。
話せる上司なら、これを機会に人を増やしてとお願いしてみるのもいいですね。
ただ、問題なのは中小企業での育休です。
大きな会社でホワイトならすんなり育休取れるけど、中小企業だとなかなか厳しいのが現実。
やっぱり人が少ないんだよ。だから取りたくても取れない人も多いと思う。
今後、どうか男の育児休暇が取りやすくなるよう、景気が上向きになってほしいものです。
クロネコヤマトの値上げなんて素晴らしいと思うよ。あれを叩く人はわかっちゃいない、従業員を守ろうとしたいい案だと思う。(結局集荷の量は変わらない結果になりましたが)
佐川もどこでも値上げしたらいいよ。価格戦争なんて(嬉しいけど)結果的に不幸な人が増えるわけだし、適正価格になればいいと思うんだ。
求められるタフな精神
こういった陰口でヘコたれる精神力じゃ育休は取れません。図太く、何言われても気にしない太い心を持ちましょう。
僕は繊細な心の持ち主ですが、家族のためです。
そう、家族のための育休なのです。
会社より家族優先!
これです。その気持ちがないと育休なんて取れません。だって仕事あるんだもの。少なからず他人に迷惑かけるんだもの。
でも子供が生まれて家庭環境が激変するので、今こそパパの支えが必要なわけです。
男の育休、そのリスク
会社によっては育休を取ることで自分の立場に影響が出てくる所もあるでしょう。
ちなみに私の妻は間隔短く2人目を作ったところでクビになりました。(すぐその後で国会で育児休暇が話題になったので切り替わりの時期ですね)
復帰後の席がない?
戻ってきた後、最前線に自分の席はないかもしれません。 しばらく休んだ後ですからね、仕方ないとも言えます。
短い育休なら影響ありませんが、長期の離脱ともなると仕方なし。。。
ちなみにこれは実際に言われました。(他部署の話せる上司ですが)
が、僕は体を壊して移動した先なので、これ以上飛ばされる心配はないなと思ってます。
地方へ転勤?
育休を理由にするならパワハラになりますが、それ以外の会社的な理由をつけるとパワハラかどうかの判断は難しいとのこと。
「新潟営業所が人手不足だから行ってね、育休取得とはは関係ないからね」といったスタンスで辞令出されると従うしかないとか・・・怖いなこれ。
育休中の手取りがかなり減る!
半分ちょっとになりました。
いやー、生活キツかったなぁ。。。
僕はもともと給料が低い男なので、1ヶ月休んだだけでも家庭に大打撃。この辺は経済的にやっていけるか考えてから育休を取りましょう。
僕は何も考えなかったのでちょっと厳しかったです。もともと給料のほとんどが生活費・保育園・家賃で消えてたので。
妻によっては旦那留守が良い?
これは僕の身内が言っていたのですが、旦那がずっと家にいるのはゾッとするそうです。
ほんとかよー笑
そんな風に言われると悲しいですよね。
熟年になるほどその傾向があるように感じました。
取れるなら取ろう!3ヶ月
実際に育休を取ってみて感じたのは、
育休取るなら3ヶ月
ということです。理由を書いていくと、1ヶ月程度では母体は回復しない、これに尽きます。
そもそもずっとお腹にいた赤ちゃんを産んで、すぐ回復するわけがないんですよね。骨盤の収縮、胎盤の収縮など目まぐるしい変化がママのお腹で起きてるので1ヶ月じゃ全然復活しませんでした。
特に僕の妻の場合、出血が止まらず2リットルの血が出たので、普段の生活に戻るまでかなり要しました。
▼その時の報告はこちら。
250人に1人の確率で危なかったです。
【報告】出産後の出血が止まらない、大量出血2000mlの結果 - アウトドアINFINITY キャンプ道具から登山道具をレビューするブログ
なので、育休は可能なら3ヶ月取りましょう。
1ヶ月だけだと、旦那さんがドタバタ育児をやって1人満足しただけで終わります。
仕事的に許されるなら3ヶ月です。みんなが無事に出産できるとは限らないからね。
出産は命がけ、もっと優遇されるべき
前回の出産で嫁くんが本当に死んでしまうとハラハラしまくったので声を大にして言いたい。
会社はもっと男の育休を取りやすい環境にすべき!
社員に育休をもっと勧め、戻ってきても環境や地位など影響は何もないよと、安心して育児休暇を取って良いよと言えるような社会になるべき。
女性は命をかけて出産してるわけで、夫は全力でそのサポートをすべき。そして、それができる社会になるべきだと思います。
少々物価や税金が高くてもいいから、子育てしやすい社会になるといいなぁ。。。
補足 育児休業・育児休暇はかなり忙しい
名前からして「お休みだ〜」と浮かれそうですが、実際に育児してみるとメチャクチャ大変です。
育児休暇というか、育児就業の名前のほうが相応しいくらい。
妻の代わりに洗濯や料理もしますし、全然休んでられません。事前に家事に慣れておく必要がありますね。
考えてる以上に大変な期間ですが、育児がこんな幸せなものだと人生観が変わる期間でもあるので頑張って育児してくださいね。
最後に 『文句に負けないで!』
今回の僕の場合、色々と陰口も言われてますが
- 育児休暇が男にしては長い(半年近い)
- 取得宣言が遅くなった
- 人にゆとりのない中小企業
- 仲がもともと良くない?
ざっとこんな理由かと思います。
人が減るとなにかしらしわ寄せは来ますから、内心みんな面倒くさい奴だなと思ってることでしょう。
上司にしても、さらに上長へ連絡が必要だったりと作業が発生するので。
それでも僕は育休を勧めたい。
それも3ヶ月以上の育休を。
だって、あんな素晴らしい時間はそうないよ?
自分がこんな気持ちになるってのも意外だったんだけど、産まれたばかりの赤ちゃんとベッタリ一緒に過ごす生活は人生の宝物でした。
幸せで、充実感に満たされ、人生の中で素晴らしい時間でした。(子供2人見ながらの育児はヘトヘトでしたが)
育児に専念できる滅多にない機会ですし、奥さんの手助けにもなるので、何を言われようとも育児休暇を取って頑張ってみましょう。
陰口にも負けない図太い精神で!
隊長でした、ほんだば。