たい焼き親子のキャンプブログ

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映画『聲の形』を観た後は、前作『マルドゥック・スクランブル』を読んで感想を!

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映画『聲の形』が始まりましたね。いろんな人が聲の形の感想を書いてます。僕も大好きで、マガジンでは真っ先に読んでた作品です。

ちなみに 『聲の形』は読み切りでマガジンに掲載され、あまりにも反響が大きかったので連載決定になった経緯があります。

あの読み切りの衝撃は今でも覚えてます。ネット上でもかなり話題になりました。

 

さて、そんな『聲の形』の映画や漫画を観た後に是非オススメしたい漫画があります。

それがこちら『マルドゥック・スクランブル』です。

 

聲の形より厳しいストーリー、マルドゥック・スクランブル

この話を知ったのは4年前、マガジンで特別に一話読み切りで掲載された時です。その話の内容が衝撃的でずっと気になってました。少年誌に載せるにはあまりにも重い主人公の過去、読んでぶったまげました(単行本に収録されてます)

 

数か月後、なんとか漫画の名前を調べ、僕にとっては珍しく大人買いしたのですが・・・

 

この漫画はヤバイ!!!

 

主人公に生きる希望がない

まず最初に、主人公は可愛い女の子なのですがいきなり死にます。

その後科学の力で復活するのですが、生きる希望も意味もないと悟りまた死のうとします。

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読んでて辛いんです。

そう、この漫画は辛い!でもご安心を、ちゃんと主人公は成長し生きる目的を生み出します。

えぇ、そして可愛い。

 

この作者の絵はものすごく可愛いんですよね。

 『聲の形』ではさらに画力が上がってます。

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あーぁぁー可愛い。

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最高に可愛い。

一方、『マルドゥック・スクランブル』では?

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サイバーな世界なので戦う!

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激しく戦う!!

 

戦闘シーンはかなりカッコいいです。もともと画力の高い作者だからこそ『聲の形』でも動きに躍動感があり、印象的なシーンが面白い角度から描かれてるため日常の話なのに漫画として飽きずに楽しめるわけです。(ストーリーが面白いのはもちろん)

 

テーマがエグい、重い

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人が死にます。

それ以上に辛い話がたくさん出てきます。はっきり言ってヘビーな漫画です。

 

僕も読んでて「え?こんないい人がこんな目にあうの?」と胸が苦しくなるくらい辛い話が出てきます。

特に印象的だったのが、ある母親が殺される直前、息子に来てはいけないと電話する話を。体を刻まれながらもそれを息子に悟られないように。

でもね、来ちゃうんですよ息子が。。。

本当に残酷なシーンはカットされてますが、物語の後半で主人公がそのシーンを「記憶」の中で見てしまいます。

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かなり心にくるものがあります。。。

ほんと、この時の悪者は狂いすぎててキツかった。

 

生きるために戦う、そこに爽快感はない

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不条理な世界を目の当たりにする主人公。

 

家族も友達もいないままでいい

退屈な日常でいい

でも 1つだけ贅沢が許されるなら・・・

 

「死にたくない」

 

彼女の胸に去来するささやかな思い、それを叶えるために命を狙ってくる敵と戦います。

どの戦闘も決して楽ではなく葛藤が読み取れます。

『聲の形』でもそうですが、この作者は想いを描くことがうまいですね。

 

最後の戦いで幸せを掴むことができるのか。

読者も苦しい想いをしながら戦いを見守ります。そこにはアクション漫画特有の爽快感はなく、胸を掴まれるような感覚。ほんと読み手を選ぶ漫画です。

 

可愛い絵柄と裏腹に・・・

なんども言いますが重いテーマです。

『聲の形』は実際に起こりえるイジメがテーマで充分重いのですが、こちらの『マルドゥック・スクランブル』も非常に重い。

 

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優しい母親の記憶はまやかし、実際は最悪なクソ母親だったり。

天真爛漫な友達がひどい目に遭わされたり。

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『聲の形』とは違う次元で胸をえぐってきます。

 

絵は本当に可愛くて主人公も健気ないい子なんですけどね・・・世界が本当に厳しい。

それでも宿命と向かい合い自分の事件を解決しようとする主人公。可愛い絵柄と甘く見てはいけません。骨太なストーリーに潰されてしまうから。

漫画は全7巻、このくらいが集中して読めてちょうど良いかと思います。

色々詰まった漫画なので読み応えたっぷりオススメです。

以上、『聲の形』をみた後で是非チェックしてもらいたい漫画『マルドゥック・スクランブル』の紹介でした。ほんだばね!

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