こんにちは、隊長です。
鬱病って嫌ですね。
僕はこんな性格ですが、一度体調に異変をきたし職場を変えました。
周囲の人達は「まさかあの隊長が?」と驚いたそうです。
そりゃそうですよ、自分でも驚いたのですから。
でも、自分はならないと思い込んでたからこそ気づかずに悪化したのかもしれません。
他人が軽々しく心の病というんじゃねぇ!
心の病という言葉が嫌です。
そんな簡単な言葉で片付けられるようなものじゃない、下手すれば亡くなる人もいるんだから。
僕の周りでもたくさんの人が倒れていきました。
復帰してきた人、そのまま辞めていった人。
ちなみに昔、僕がまだ若くて青二才の頃の彼女もそれになりました。
当時、社会のそういった事は全然知らず、自分も仕事が忙しかったわけで相手の状況を何も分かってなかった事は今思うと非常にスマンでござる。
時は経ち、気づかないうちに僕も限界がきたようで精神やられちゃいました。
他人が言うには、精神がザコだったそうです。へぃ、ごめんちゃ〜い⤴︎
で、僕の周りの人達はどうかと言うと、長期の休職しても無理だった人、重力魔法をかけられ見事僕にジャンピングヘッドバットかましてくれた人、命を絶った人、不屈の精神でまた復帰してきた人 等がいました。
そんな人たちを見てきた僕が選んだこと。
旅に出る!
です。
自分の異変に気付き、このままではやばいと思い精神科へ直行。
こんな時、周りに鬱病経験者がたくさんいる事は心強かった。オススメの精神科を教えてもらい、そこで簡単なヒヤリング。
予想通り医者から「よく頑張りましたね〜」の薄っぺらい言葉を頂きサメザメしましたが、昔教育してくれた先輩に送った近状報告メールに対し送られてきた「1人で頑張ったな!」の文字にボロボロ涙が溢れてきました。
そんなわけで、食欲は無くなり体もガリガリに痩せ自分の視界を現実と認識できなくなった僕ですが、昔から好きだった車中泊の旅に出ることを決めました。
結果的にこれは当たりだった。
自由な旅にあると便利なアイテム
お金はあまり使わないけど、地方の名産品は食べるルールを決めた。
目的地は大学の頃に住んでた地方。特に理由はなく、なんとなくのつもりだったが今思うと昔の楽しかった記憶を辿ったのかもしれない。
道中、色んな温泉を楽しみつつゆっくり行動した。
旅行にはツーリングマップルという地図が役に立った。
これはバイク向けの地図だが、車でも問題なく使用できる。むしろ、進んで使ってほしいレベルの内容だ。
びっちりと情報が書かれている。
- 温泉とその値段
- 名産品
- 観光地
- 走りやすい道
- 混雑しやすい道
- キャンプ場 など
意外と知られてないが、ツーリングマップルはバイク乗りだけでなく車のドライバーにも超お勧めな地図なのだ。
あと、道の駅のアプリが役に立つ。
有料だったけど、値段以上に活躍してくれた。
駐車場の大きさを調べ、そこからトイレの規模を想像する。また、広い駐車場なら端っこで寝れるかもしれない。
温泉のアプリも旅のお供になる。
近場で安い風呂を探すのにとても便利だった。
この3つがあれば寝る場所の確保と風呂と観光に困ることはないだろう。
頭カラッポだからこそストレスと離れられる
頭スッカラカンで走る高速道路は辛かった事を忘れるのにピッタリ。
常に仕事のことを考えていたけど、もう何も考え込まなくていいのだ。
例えそれが一時的な逃避であっても、長い人生にそんな時間があっても良い。
頭の中は開放感に溢れ、全てから解き放たれる。
こんなにもフリーな気持ちはずっと忘れていた。人は元々自由だったのだ。こんな気持ちは大学以来だった。
自由な気持ちが精神を解放してくれる
忘れもしない、四国にはコンビニがほとんど無かった。(今はあるのかも知れないけどやっぱり無いと思う)
コンビニが無いことを除けば、
- カルスト台地
- 鍾乳洞
- すき焼きのようなラーメン
- 小さくて可愛い山々
四国は非常に刺激的な所だった。
ただやっぱりコンビニがなかなか無いわけでお腹が痛くなった時は非常に困った。
山の中、いつまでも変わらない工事信号を待ってる時に腹痛のピーク到来。こりゃーあかんと車から飛び出し、斜面を少し登ったところに平地を発見。
ここなら下から死角だから大丈夫だろう、清々しい山の空気を吸いながら用をたし、これこそ精神の解放じゃないか旅のハプニングなんてウェルカム!などと考えていると同じく工事信号待ちになったトラックの目線丁度に尻丸出しで半裸ヒゲモジャな僕が登場ですよ。
朝っぱらからトラックのおっさんはビックリしてるし僕も身を隠したくて宇多田ヒカルのAutomaticのPVのような低姿勢でオロオロしてるし、いや〜、この記憶だけで四国の旅は台無しになりました。
精神の解放しすぎてはダメですね。四国は刺激的すぎた。
旅行でモヤモヤした頭を自然にリセット
もっと鳥取県で起こった「道の駅トイレ ホモ雑誌事件」の話とか書きたかったのですが、あんまり長いと僕の旅行記なのか鬱病の人への記事なのかわからなくなるので纏めます。
僕が鬱病になる前に旅行を勧める理由
- 忘れていた自由な気持ちを思い出させてくれる
- 温泉に浸かり幸せな気分に浸れる
- 俗世間から思考を切り離せる
- 悩みが吹っ飛ぶ
- 野グソのチャンスが訪れる
- 思ってもないハプニングが起こり悩みも吹っ飛ぶ
つまり強制的に思考がリセットされる所がポイントです。
自分の力だとなかなか難しいですからね。
無料の露天風呂ではサングラスして浸かり続ける、わかりやすい覗き目当てなオッサンがいたりと面白かったですよ。
色んな人がいました。
色んな経験ができました。
ちょっとした人生の休暇タイムだと思って、勢いで旅行に飛び出すことをお勧めします。
計画なんて不要、飛び出してから考えればいいのです。
この記事がみなさんの心の中に少しでも残れたら嬉しいです。
以上、あの時の経験と四国への恨みを忘れない隊長でした。
ほんじゃばね。