先日とあるたい焼き屋で見かけた本が気になって注文してみた。
「東京のたい焼き ほぼ百匹手帖 」
こいつぁ・・・すごいぜ・・・ゴクリ
どこを開いてもたい焼きのことしか書いてないのだ。
何気なく開けばたい焼き、目をつむって開いてもたい焼き、たい焼きたい焼きたい焼き。
なんというたい焼き的欲求を刺激する本なのか。
東京のたい焼き本
本に書いてある内容は主にこんな感じだ。
- お店の住所
- 皮のパリパリ感
- あんこのしっとり感
- どんな美味しさか
- 店の様子
- たい焼きの姿写真
うむ、これしか書けないだろう。逆に問いたい、これら以外に何が書けるのか。
これが読んでるとなかなか面白い。店の主人の様子なんてのも書いてあったり、店のエピソードも触れられてたり。
自分のよく行くたい焼き屋の過去を知れたりと新しい発見があるのだ。
何よりもたい焼きのビジュアルである。
1つとして同じものはなく、形も様々。面白いのは忍者の形をした忍者たい焼き(そのまんま)や、羽根つき餃子ならぬ羽根つきたい焼き、さらに小型のたい焼き等たくさんのたい焼きを眺めているだけでも飽きない。
あぁ、このたい焼きはどんな味なんだろう?
模様がくっきり浮き出てなんてハンサムなたい焼きなんだ。
自立するくらいの厚みだなんてどれだけ口を開ければ食べられるのか!?
そう思わせるたい焼きたちが大量に乗っているのだ。たい焼きの圧倒的かつ暴力的な存在感を知らしめてくれる本なのである。
あぁ、いっそのことペットとしてたい焼きを飼いたくなってくる。
朝起きてたい焼きに「おはようと」声をかけたい。
帰ったら嫁より真っ先にたい焼きに「ただいま」を言いたい。
寝るときはたい焼きに腕枕されつつちょっとかじってみたりして「エヘヘ少し食べちゃった」とはにかみながら言いたい、そしてたい焼きに抱かれたい。
あぁ、たい焼き、たい焼きよ、どうしてお前はたい焼きなのか。
こうなったら第2弾として今川焼きの本も出してほしい。東京の色んな今川焼きについて語る本。
そうだなぁ、内容としてたい焼きと同じ方針でいいんじゃないかな。
〉たい焼きの姿写真
ここだけは今川焼きの良さであり弱点でもある、なぜなら全て同じ丸い形だから!
でも並べて見てると違うかも・・・しれないかもしれないの反対のしれないだからしれないしれなーい!
いい、やっぱり書籍化はたい焼きだけでいい。うん、いいんだこれで。
ちなみに地元の金沢には今川焼きやたい焼きの店がすごく少なくてね。
その割に態度の悪い店も多い。
最悪だったのは福井に行く途中の店だなー。客をひどく舐めた態度。2度と買わないと決めたんだけど、山に行くときにどうしても前を通ってしまいそのたんびに思い出して腹がたつ。
そんなわけで金沢で安心して買える店は1店舗だけでした。
それに比べると東京はすごいよね、東 色んなところにたい焼き屋さんがあるんだよ。
商店街の一角に毎回見つける。池袋にもたくさんあるし、仕事場の近くにもあった。(東京では有名な店らしい わかば)
ちなみに本の表紙のたい焼きも職場近くにあるたい焼き屋のものである。
嫁にお土産で持って帰ったらアンコが美味いと言っていた。そ、そうなの?
なんか僕より優れた味覚を持ってるようで少しムカつく。
気がつくとたい焼きについてたくさん書いてしまった。案外書けるもんだなぁ。
そろそろこのへんで。
今日は疲れてるのか寝坊した隊長でした。
ほんだばね!