フクロウを飼いたくてここ最近色んなサイトを読んでます。
でもフクロウはペットとしてはまだまだマイナーらしく、なかなか情報がありません。
また、飼い方の正解もあってないようなもので、みなさん試行錯誤していたり、他人の飼い方について厳しい意見を書いてたり。情報サイトが少ない分、個人個人でフクロウの性格や飼い方の注意点など濃厚に書かれており読み応えがあります。
で、思いました。
フクロウって飼うのかなり大変だわ!
フクロウの飼い方と注意事項
まず、これらは僕が調べた結果の話なので、絶対こうだとは言えません。
飼ってもないのでね、本気で飼う人はお店の人に聞くなり調べるなりしてね。
フクロウの餌やりが一番のネック
フクロウの餌は基本的に、ヒヨコ・ウズラ・ネズミ、この3種類です。
栄養は ヒヨコ<ウズラ<ネズミ の順で多いです。なので大きなフクロウにヒヨコばかりあげてると痩せていったり、小さなフクロウには毎回ネズミをあげる必要はなかったりします。
冷凍されたこれらを解凍し、丸呑みさせる人もいれば、ハサミでチョキチョキ切って与える人もいます。引っかかるの怖いからね、ハサミがいいかなと思う。
また、餌にサプリを混ぜて不足しがちな栄養を補う人もいます。
これは小さい頃から慣れさせないと、味が変わって食べなくなったりするみたい。
血が入ったそのままの餌
僕らが肉屋で買う肉は血抜きされてるんだけど、それだと栄養不足になるので血抜きのされてない餌をあげます。
ヒヨコをチョキチョキと捌けます?血が出るし中身もでます。
腸には排泄物が入ってるから、そこを取り除いてあげたらいいんだって。
最初から取り除かれた餌もあるんだけど、物によっては品質が悪かったって情報もありました。なんだか臭かったらしく、結局その人は自分で捌く餌やりに転換したと。
生き餌
さらにそこから生体の餌、つまり生き餌にシフトアップした人もいたりします。
自分でネズミを育て、それを餌としてあげたりします。
youtubeを探せばいくらでも動画が出てきますよ、それを残酷と思っちゃいけない。
たしかに生きてる動物を餌として与える行為はショッキングかもしれませんが、生き物が生きるための食事ですからね。自然界では普通のことなのです。
ウネウネと赤ちゃんのネズミがパクパク食べられてく動画も今では普通に見れるようになりました。
フクロウって食べる時に目をつむるんだよねw
そして瞼も毛でフサフサ、可愛い。
他のお客さんも餌をあたえていたけど、この餌も元は冷凍ヒヨコです。ヒヨコをミキサーしたと店員さんが言ってました。
嫁くんは「原型を留めてないなら平気なのだ」と言いながら餌やり。
そう、原型ってのは普段慣れてないからショッキングですよね。。。
youtubeをずっと見まくってる僕でも、案外捌く立場になるとビビるんだと思います。
フクロウの餌はドッグフードのような加工食品ではない。
これが大きな壁になります。
ヒヨコ・ウズラ・ネズミを冷凍する冷凍庫も必要になりますよね。また、捌くのなら専用のシンクも用意したいけど・・・難しいかこれは。
体重管理
こまめに体重を測ってやりましょう。
小さいフクロウはこのあたりが結構シビアで、下手すると栄養失調で倒れることもあるんだとか。
フクロウって弱ってる姿を絶対に見せないので、ある日急にバタンと倒れ亡くなることもあるんだってさ。もともと動き回らない性質なので、よけいわからないよね。
ケージについて
ケージに閉じ込めれる生き物ではありません。
飛ばして運動不足を解消する必要もあります。
ただ、糞の躾は不可能なので、そこら中に糞を落とします。
嫁くんも糞爆弾されてました。
肩に乗せるサービスで、しれっと糞をしてました。
借り物のコートの上なので問題ありませんが。。。
これが家庭なら大変、床を拭ける部屋が必要になります。
また、常に放し飼いだとその部屋全体をテリトリーとみなし、人間を攻撃する可能性もあります。
行動できる範囲はどうにか区別せねばならないそうです。
ケージはなるべく大きな物を。
そして止まり木や、歩ける床材も必要です。
フクロウの足は常に止まり木に捕まってるわけではないそうです。
立ってられる平らな床も用意してあげましょう。(鳥用の網はダメ)
そういえば、別のミニ動物園の店員さんが話してました。
本当は木にずっとフクロウが固定されてる展示の仕方はNGなんだと。
もしも落ちてしまったらそのままプラーンと宙吊り(足に紐が繋がってる)になり、そのまま亡くなる可能性もあるとか。店員が近くで見れる環境だからこそ可能な展示の仕方なんだ、と。
足の紐・・・できれば離して飼ったほうがいいのでしょうね。
飛んでってロストしないよう気をつけないと。
水浴びできる桶も用意しておこう。
フクロウの水浴びって可愛いです。水浴びじゃなくて、霧吹きでお水をかけてる子もいたり。霧吹きから水を飲む姿もまた面白いです。
そうそう、ケージには壁を作ってあげることも忘れずに。
フクロウが落ち着けるよう、壁で覆われた空間を用意してあげることも必要。
ストレス溜まっちゃうんだってさ。可愛いね。
盲腸糞
フクロウは盲腸糞という臭いウンコをするそうです。
ネバーとタール状のウンコ。
これ取るの大変らしい。。。
見てみたいよね。
くっさいらしいよ。
ペリットを吐く
餌を飲み込んだりした後、オェーっと骨や羽を塊にして吐きます。
これもyoutubeには動画があるから気になる人は見てみたらいいよ。
オェーってやってます。
可愛いよね。
脂粉がポロポロ出る
羽の生え変わりの時期に大量に出るフケのようなもの、それが脂粉。
アレルギー体質の人はこまめに掃除しないといけませんね。毎日掃除機できますか?
水浴びを頻繁にする子は少ない傾向があるそうですが、ホコリアレルギーの僕は耐えれるのだろうか。。。
鳴き声がうるさい
フクロウって「ホゥ ホゥ」と鳴くもんだと思ったら違うの。
ホーホー鳴くのはミミズクかな、こちら↓
このカッコいいフクロウがホーホー鳴くと思う。
前に別のお店で見せてくれました。
でもね、他のフクロウは全然違う、「ギョエー!ギョエー!」って鳴いたり。
子供のときなんかずっとギョエーギョエーだから大変、店員さんも飼うなら子供は大変だから辞めた方がいいと言ってました。
鳴き声の可愛くない子達。
上はモリフクロウだったかな、日本でフクロウといえばこの上のタイプ。
下のお面みたいな鳥はメンフクロウ。リーズナブルで飼いやすい性格の子です。
このお店でモリフクロウの可愛さにズキューンされたわけですが、モリフクロウ高いんだよな・・・
いちばん安いのがメンフクロウです。TVで昔見たけど、子供をよく産むから繁殖しやすいみたいだよ。
ベタベタ触らない
犬や猫と違って、フクロウは猛禽類。
ワチャワチャと触ってスキンシップを楽しむ動物ではありません。
触りすぎると手の油が羽に移り、ちゃんと飛べなくなったりする事もあるんだとか。
フクロウは遠くから眺めて楽しむようにしましょう。
そもそも鳥でこのサイズが同じ部屋の空間に住むなんて、普通ならありえないことですからね。そんなありえないシチュエーションを楽しみつつ、「あぁ、フクロウさんがいるわ〜」と眺めて楽しむのが良いでしょう。
呼べば飛んでくるとか、そんなのは餌を使って訓練しないと無理です。
少しフクロウを空腹状態にして、腕に止まれば餌をあげるよ〜と何度も繰り返し、次第に腕を見せるだけで飛んでくるようになるんだって。
もっと慣れると、外で紐固定なしで飛んでくるとか。
僕は訓練にゃ興味ないかな・・・
人間に育てられたフクロウか、否か
人間に育てられたフクロウは、最初に人間を見るわけで懐きやすいです。
よく聞く鳥が最初に見た相手を親だと思うすりこみってやつです。
ですが、自然で育ったフクロウの場合、人間になつくことはありません。
その分価格は安いです。
一応フクロウカフェでも生体販売はしてると思います。
けっこう高いですよ、訓練されてるところはさらに高いですよ。
ネットに飼いてある価格相場はあまり信じないようにしましょう。マジで!
獣医さんは近所にいる?
猛禽類を診れる獣医さんがいるかチェックしておきましょう。
これはお店の人に聞けば知ってると思うので、どんどん質問しておきましょう。
具合悪そうな時になって初めて調べるようじゃダメダメです。
動物病院によってフクロウが得意が苦手かとあるそうなので、そのあたりも店員さんに聞いておきましょう。
おまけ:フクロウの値段は?
ずばり言いますと、20万円〜になります。
雛はもうちょい安いみたいですが、扱ってる店があるかどうかですね。僕の県じゃ難しそう。
そしてペットショップより、フクロウカフェなどの方が高い傾向があると感じます。
メンフクロウは25万ほど。
(ペットショップなら20万くらい)
ミミズク、そしてモリフクロウのあたりは50万くらいします。
高い、高すぎる!
そこらのトイプードルを余裕で買える金額ですよ。。。
なんて高いんだフクロウさんよ!
ちなみにペットショップならもっと安いはずなんだけど、遠くの県にあるからわかりません。
値段ってインターネットで公開してないんですよ。
最後に
まだまだフクロウのことで書きたいことがあるのですが、調べれば調べるほど飼うのって難しいなと思えてきます。
犬と違って、一緒に旅行に行くわけにもいかないし。
フクロウってすごく難しい動物なんです。一緒に遊べないし、ベタベタさわれないし。
気持ちとしては、ペットではなくフクロウ様が一番偉い感じで。
フクロウ様のいる部屋に、人間が一緒に住まわせて頂いてる、そんな気持ちで接するのが良いのかもしれません。これマジメは話で。
フクロウ様はちょっと飼うには難しいかな。
ネットの情報も分散しすぎてる。(調べてるとたまに詳しいサイトを発見しますが)
簡単に「飼いやすいフクロウ」とか「値段まとめ」みたいに書かれてるサイトに騙されない様にしましょう。
フクロウを飼うのは相当難しい!
隊長でした、ほんだばね。