倫理がテーマの漫画と聞くと難しそうですよね。
僕もそう思って期待せずに読み始めたのがこちらの漫画。
『ここは今から倫理です。』
1話から夢中になって読んでしまいました。
思わぬ良い出会いだったので記事にしちゃいます!
ここは今から倫理です。
(出典:ここは今から倫理です。)
そもそも倫理ってなんぞやって話ですよ。
Wikipediaによると道徳的な哲学と説明されてますが僕にはチンプンカンプン。
でも教師である主人公が最初に説明してくれます。
「倫理の知識が役立つとすれば死が近づいた時とか」
- 宗教とは何か
- よりよい生き方を考える
- 幸せとは何か
- ジェンダーについて
- いのちとは何か
こうして文字にすると堅苦しい漫画なのかと思われるかもしれませんが、内容としては生徒1人1人と向き合った内面の話がテーマになってます。
倫理の先生である主人公の考え方が面白く、ぜんぜん難しい話じゃないのでご安心を。
悩みに対する考え方が面白い
印象的だったのは2話目に登場する女の子。
彼氏とその仲間に暴行され、学校の屋上から飛び降りようとします。
普段冷静な先生がここで猛ダッシュするシーンも熱いのですが、悩みが命の重さを超えることがあると力説します。
(出典:ここは今から倫理です。)
普通なら命優先で考えますよね。
でも倫理の先生はこう言います。
(出典:ここは今から倫理です。)
くぅ〜!このセリフがいい!
教師なら言いそうなセリフ、「命が一番大切」を言わない。面白いじゃないですか!
巻末のオマケ漫画に、自死を選んだ叔母の遺品から付箋だらけの倫理教科書が出てきたと描いてあります。そういった経験があるからこそ突き刺さる言葉が生まれるのかもしれませんね。
(出典:ここは今から倫理です。)
そして今まさに飛び降りようとしている生徒。
将来は嫁になりたいけどもう無理だよね、と絶望してる生徒にどう答える?
(出典:ここは今から倫理です。)
倫理の先生はどう答えたのでしょう?
ここの先生の回答はなかなか面白いので、実際に読んで確認することをオススメしますw
まとめ
激しいシーンはありませんが、高い画力と濃いストーリーでとても楽しめる漫画です。
冷静で淡々と話す先生ですが、たまに見せる感情のギャップもまた良し!
人の内面をほりさげる話が好きな人、読み応えのあるストーリーが好きな人にオススメです。
まぁ、アクション漫画好きな僕でもすごく楽しめた漫画なので、気になった人はぜひ手に取ってみてくださいね。