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たい焼き親子は空飛ぶ夢をみる

アウトドアとカメラの金沢ブロガー

綿菓子ファンタジー

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ちょいと前、嫁と子供に別れを告げ、単身赴任を始めた頃の話。数年ぶりの1人暮らしに家電や布団は無く、小さなスーツケースに入れた依頼と寝袋だけの生活だった。

 

そんな生活を数週間経た後、ようやくパソコンと布団が手に入り、僕は退屈のあまりアニメに没頭するようになる。アニメの世界はとても素晴らしく、でてくる女の子は可愛い、声も可愛い、性格も良い、なにより現実にはないパラダイスがそこにあった。

 

アニメの世界にブサイクはない、きっと科学が発展して僕も入れるようになればきっとハンサムなキャラに変身できるに違いない。

なぜ今の時代に生まれたのだろう。僕の生きる時代は平成の今ではなく、ファンタジーが身近にある未来に生きるべきだったのだ。

 

そういえば子供の頃はよく妄想をしたものだ。空を飛べたら、サンタクロースがいたら、超能力が使えたら。いつから現実は夢も希望もない世界になってしまったのか。ファンタジーをどこに忘れてきたのだろうか。いつから自分は詰まらない人間になってしまったのか。

 

今年の正月、例のおちょぼさんへ初詣してきた。

【おちょぼさん2017】千代保稲荷神社の参拝は超混雑だった - たい焼き親子は空飛ぶ夢をみる

そこで綿菓子を買ったのだがアンパンマンの袋をチョイスしたので息子が喜んで持ち歩いてた。そこまではいつもの光景なんだけど袋を持ったまま勢いよく顔から転んでしまった!

 

まずい、絶対に顎を打ってまた口から流血するパターンだ!と、思った刹那、綿菓子のパンパンに膨らんだ袋がクッションになり息子は無傷。ありがとうアンパンマン、正月に起きた綿菓子の奇跡。

 

石川への帰り道、綿菓子を食べながら考える。この食べ物、よくよく考えればファンタジーなお菓子ではないだろうか?雲のようで、食べれば甘く消えていく、まるでファンタジーな世界に登場しそうな食べ物ではないか。

息子と一緒に綿菓子を食べる。ちょっとずつ食べながら息子は「おいし」と喜んでいる。あぁそうか、僕はファンタジーを忘れてきたのではない、どこかに置いてきたわけでもない。ただ、考えることを停止していたのだ。

 

僕のファンタジーは今目の前にいる。走り回るその子供の頭の中に詰まってる。僕が「仕事に行ってくる」と言うとなぜか息子の名前を連呼する、泣きながら自分も一緒に行くと言ってるらしい。ありがたくてこちらが泣きそうになってくる。

 

短い期間ではあるが小さな子供達と過ごす日々は驚きの連続。できなかった事がいつの間にかできるようになっている、急速な成長を見せて僕たちを楽しませてくれる。僕たち夫婦にとって奮闘する期間だけど息子たちが魅せてくれる魔法の時間。小さな身体をフルに使って魅せてくれる一生分のファンタジー。

夢から覚めるまで子供達とこのファンタジーを見ていこうと思う。そしてこの子達にとっても良い夢が見れるよう、いろんな経験をさせよう。休日だからとゴロゴロ寝てる暇はないのだ。

 

そう考えながら綿菓子を食べ続ける隊長なのでした。ほんだば!

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